両刃カミソリで至福の時間を堪能する~その魅力やカミソリ負けの防ぎ方
両刃カミソリは安全カミソリの原型~誕生と歴史
1903年 キング・C・ジレットがはじめて開発した安全カミソリの原型である両刃カミソリ。髭剃り本来の醍醐味を味わうのであればこのカミソリを使わずにして語れないと言っても過言ではありません。
当時は片刃しかなかった替刃の両面に刃をつけて、両方でヒゲがそれるようにしました。これによって刃の寿命を延ばし、すっきりクリーンな剃り心地を以前よりも長く維持することが可能になりました。また、ヒゲを剃る時も刃の角度を気にすることなく、刃を頬に当てるだけで簡単に剃ることができるようになりました。
当時はカミソリも替刃も大変高価なもので、替刃には主に炭素鋼が使われていました。現在の替刃はステンレス製ですのでサビに強くなりましたが、昔はカミソリも替刃も使い終わると丁寧に拭き替刃は油紙に戻さないとすぐに錆びてしまい、保管に気をつかったそうです。
1965年、SCHICKは観音開き式(バタフライオープン)カミソリを発売。
今からすでに50年以上前のカミソリです。
樹脂とメタルで作られていて適度な重厚感があり、ケースもハードケースに収納されています。
当時は決して安価ではなかったカミソリ。大切な男の毎日に欠かせないツールだったのことが見てわかります。
両刃カミソリの魅力
両刃カミソリはダイレクトにジョリジョリと手に伝わる振動や音と、肌の上を滑らかに走る一枚刃の剃り心地が魅力です。
また、深剃りがきく爽快感も人気のポイント。
刃の枚数の増えた最新のカミソリに比べて、ダイレクトに1枚の刃が肌に当たるのでカミソリ負けをしやすいのも確かで、それだけ一手間、二手間と時間をかけなければならない伝統的な(クラシカル)な面もあるため、使う側の知識や技術も必要です。
両刃カミソリを安全に使用するコツ
1. プレシェーブをきちんと行いましょう
肌とヒゲに水分をしっかりと与えること。カミソリ負けの原因の大半はここにあるといえます!
ヒゲは銅線と同じ硬さがあり毛の奥には空胞という空気の層があります。水分を与えてあげることにより空気の層に水分が入り約40%膨張し切断されやすくなります。
早く浸透させるにはお湯が最適です。
時間をかけてじっくりと髭剃りの儀式を愉しむのであれば先代から継承されている蒸しタオルで顔全体を温めてみてはいかがでしょう。蒸しタオルをご自宅で作って見るのもおすすめです。
【参考】自宅で簡単蒸しタオル
https://www.kamisoriclub.co.jp/pages/howtosteamedtowel
2. シェービングソープをしっかり泡立てて潤滑油に
近年はヒゲ剃り前のお手入れはシェービングフォームやジェルが一般的です。しかも、もちろん、フォームやジェルを使うのも構いません、その際は、しっかりとお肌になじませてあげることが大切です。
一方で、今でも理容店では先人から受け継がれるシェービングブラシが使われております。ホカホカの蒸しタオルの後にシャカシャカと泡だてられたブラシが顔の上で円を描くように回されるのって気持ちいいい至福の時間ですよね。
気持ちいいのは勿論ですが、ブラシにはキチンとした意味があります。
▼シェービングブラシ(ヒゲブラシ)の特徴
- ブラシの毛できめ細かい泡を立てる事ができる
- ブラシの毛先が汚れを掻き出しながら表面の皮膚とヒゲを柔らかくする
- ブラシの毛先で皮膚の表面をマッサージをする
しっかりとヒゲ部分に泡をつけたら髭剃りを行います。泡はヒゲとカミソリの潤滑剤でカミソリ負けを軽減する大事なマストアイテムです!髭剃りは泡と水分のバランスが必要ですので必ず塗りましょう。
3. 剃る角度は自分で調整します
剃り方のコツは、カミソリを押し当てるのではなくカミソリの重さで優しく剃り落としていく感じです。 アタリがわかりましたら頬から下にかけて剃り落とします。
最初は「順剃り」。頬から下、顎から顎下と上から下にかけて剃り落としていきましょう。下から上に剃り上げる「逆剃り」を最初からすると、カミソリ負けの原因のひとつになりやすいので注意してください。
ヒゲは銅線と同じ硬さがあります。長いヒゲは薄いカミソリの刃にとっては相当な抵抗力となり剃る時と同時に皮膚も持ち上げてしまい同時に剃ってしまいます。それもカミソリ負けの原因となります。
深剃りをしたい方は ここから下から上へと逆剃りをしましょう。ただし、力は入れずに優しく剃り上げます。
お肌が弱い方は順剃りだけで止めておきましょう。
4. しっかりと濯ぎましょう
ヒゲを剃りましたら石鹸とヒゲをしっかりとお湯で濯ぎましょう。
よく映画で目にするヒゲ剃り後、そのままタオルで拭き取ってフィニッシュ!の光景を目にしますが、肌にはよくありません。肌にトラブルが起きてしまうとそれもまたカミソリ負けの原因にもなります。しっかりと濯ぎ清潔にしておく事を心がけましょう。
5. アフターケアはしっかりと
カミソリはご存知の通り鋭利な刃物を顔につけて行ういわゆる儀式です。儀式の終盤はしっかりと行う事が大切。
鋭利な刃物を肌に当てるとどうしても目には見えない小さな傷や血が吹いてしまう事もあります。アフターシェーブをしてお肌のコンディションを整えてあげましょう。
センシティブな方は乳液などアルコールフリータイプがおすすめです。冬場は乳液はジェルタイプで保湿効果のあるタイプをオススメいたします。
乾燥する時期はしっかりと保湿をしてお肌の水分を保ってあげましょう。
ウェットシェービングは毎日カミソリ負けと隣り合わせですよね。
これは切っても切れない縁です。
なので、毎日のデイリーケアでなるべくカミソリ負けが軽減できるように付き合っていきましょう。
両刃カミソリの替刃交換時期とお手入れは?
両刃カミソリの替刃の交換時期は人によって正直違います。ヒゲの濃さや生えている面積など違うからです。
お客様からのご質問で使用後にタオルで替刃の水分を拭いてあげると長持ちしますか?とありました。
今の時代、昔の炭素鋼みたいに錆びやすいタイプではなく替刃の素材はステンレス製ですので錆びにくいですので、特に拭かなくて問題はございません。
長持ちの秘訣はヒゲに水分をしっかりと与えて刃先の負担を軽減させるのが得策かと思います。
シックが半世紀前のクラシカルなカミソリを2019年に復刻しました
https://www.kamisoriclub.co.jp/products/1903schickdoubleedgerazorstand
→ 商品ページを見る
2019年リニューアルモデルは樹脂は使われてなく全てオールメタル。
そしてカッコイイ特徴である観音開き式(バタフライオープン)です。カミソリ下部分を回すと上部が開きます
替刃はSCHICK ゾーリンゲン工場で作られています
交換時期ですが12〜14日間での交換をオススメいたします。
こちらはカミソリ倶楽部が独自でイタリアの工房にオーダーし、1900年初頭に製造されたクラシカルなカミソリの復刻モデル
1世紀前の先人の髭剃りを体験できる!そういうカミソリです!【名入れ可/ギフト】OLD FLORENCE OTTONE INVECCHIATO SAFETY 両刃カミソリ
https://www.kamisoriclub.co.jp/products/ra351-safety
両刃カミソリはあえて時間をかけ、ゆっくりと行うウェットシェービングの最も上質な至福の時間であると思います。全ての動作が男の朝の儀式、リッチな気分を味わえます。
監修
カミソリ倶楽部 竹内教起
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